若年性アルツハイマー病の妻と弥次喜多道中

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zoom RSS 最近の様子+アミロイドワクチン療法の始まり

<<   作成日時 : 2009/07/28 18:34   >>

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●病気は緩やかに進行していますが、元気です。私の妻に対する対応の善し悪しが進行のスピードにも少なからず影響しますので注意はしているのですが、先週は喧嘩を数度しました。全て私が悪いのですが、妻は反論しません。私と喧嘩すると非常に落ち込み貝になってしまいます。妻は自分が病気になったこしが原因と考えるようです。先週は仕事が忙しくて遅い時間からの料理で、つい苛ついて言ってもどうにもならないことを言ってしまいました。
●先週の土曜日に妻は朝1番で歯医者に行き、その後は友達と「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を観に行きました。テレビでいつも宣伝をしていましたので、いつから劇場公開するのか私に毎日聞いていました。初めて自立支援制度を使ってこの映画を考え準備していたのですが、妻は友達に映画に連れて行って欲しいと頼んでいたようです。妻にも何度も「自立支援を使ってハリーを観ようね」と言っていたのですが忘れていました。それで怒ってしまいました。少し前までは何回も繰り返して話すと覚えていたのですが難しくなりました。
●2ヶ月前から朝の仕事に妻の歯磨きも追加になりました。土曜日の歯医者の定期検診は私の磨き方のテストでした。前歯の後ろに歯石があるとのことで不合格。朝は仕事に出かけるのに焦っていますので丁寧に磨いていませんでした。夕食後に丁寧な歯磨きが必要とのことでした。
●日曜日は2人で「彩星の会」に参加しました。以前から会員でしたが参加するのは2回目です。3次会のカラオケまで参加し大いに盛り上がりました。妻は一滴も酒を飲めませんが楽しんおり、干場さんともドュエットをしていました。とても良い交流会でした。
one point・・・・・・・・・・・・
●ワクチン療法の始まり
アミロイドワクチン療法の有効性がマウスで示されたのを受け、ヒトでの治験が行われました。
ワクチンはAN-1792(Aβ42)という名がつけられました。
2000年9月に実施された第1相治験では、AN-1792の筋肉注射が1ヶ月に1回ね6ヶ月間繰り返し行われましたが、特に重大な副作用は見られませんでした。(ワクチン群64例、プラセボ群16例)
そこで、もう少し広範囲に、軽症の患者も加えて2001年に第2相治験が行われました。ワクチン接種を受けた6%の患者に髄膜脳炎が起こり、その治験は中止になりました。第2相治験ではアミロイドの抗原性を上げるために新しくタンパク質をよく溶かすための可溶化剤が混和されたことによると考えられています。幸いすぐステロイドによる治療が行われたので、その髄膜脳炎で亡くなった人はでませんでした。1年後に肺の血管に血栓がつまる病気(肺塞栓)で一人亡くなりました。亡くなった後に解剖して脳を調べてみると、前頭葉の一部には老人班が見られたが、他の部位では老人班がほとんど見られなかった。(証拠として、アミロイド血管症の所見が見られ、神経細胞の中に神経原線維変化も見られた)
第1相治験終了後、同意が得られた患者の追跡調査が2006年9月まで行われました。ワクチン接種を受けた後亡くなられた患者さんは9例になりますが剖検例も報告されています。
※結論として/早期発見が重要
Aβ42を用いたワクチン療法はアルツハイマー病患者におけるアミロイド斑の除去を引き起こすが、これにり神経変性の進行を防ぐことはできませんでした。アミロイド仮説に基づく治療薬の治験が上手く行かなかったのは、治療開始のタイミングが遅すぎたと言われています。つまり臨床症状が出現した段階では、タウ凝集、不可避的な神経変性に至るブロセスがすでに高度に進行していて、この段階でAβをいかに除去しても手遅れと考えられています。まだ、アミロイド仮説が覆ったわけではありません。
治療対象者をできるかぎり早期段階でスクリーニングする診断法、特に画像診断への期待は大きいと言われています。

(参考資料*アルツハイマー・ワクチン 田平 武氏/Cognition and Dementia vol.8・No.1 2009.1)

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
いつもいろいろな情報を分かりやすく載せて頂いて、ありがとうございます。
良い治療薬が待たれますが、楽観視できない事情も少し分かりました。
例年になく長い梅雨空。体中がカビ臭くなりそうです。
くれぐれもお体大切に
ありがとうございました。
jun
2009/07/28 19:59
junさんへ
ありがとうございます。
家族の方は前から、患者本人もネットで認知症の情報を得ようとして方が増えてきました。間違った薬・医療情報が流れていますので困ったことです。認知症の専門医等がweb上でも正確な情報を発信して欲しいですね。一般の人では専門書や専門雑誌を買うことはほとんどありませんので・・・。
梅雨空で洗濯に困っています。体温調節が少し狂っていますので妻にとっても辛い天気のようです。

junさんも、お体を大切に!
よろしくお願いします。
のんた2号
2009/07/29 06:52
のんたさん、こんばんは

今年のテレビで奥さんを観たときよりも
認知症は進んでいるんですか。

私も認知症になってからの喧嘩はたまにですが有ります。
私は娘や息子と言い合いになっても
私の頭の脳細胞が相手の言っている言葉に理解できなくって
私の方から言い合う事が嫌になって避けます。

のんたさんは奥さんのお世話をしながら
お仕事もあり食事の準備から洗濯・掃除・その他色々としているので
一杯疲れもたまりますよね。

少しは力を抜いて無理をしないでください。
奥さんの為にも身体は大事にしてください。
一味
2009/07/30 19:45
一味さんへ
ありがとうございます。
おだやかな進行ですが、少し進んでいます。
脳の萎縮は、思ったほど進んでいないようです。
家事は手抜きでやっていますが料理は苦手です。
仕事帰りにスーパーに寄って食材を買うのですが、買いたい物が売り切れていると料理を変更しなければならないので困ってしまいます。
病気以前の妻のイメージが強い時は、つい意地悪なことを言ってしまいます。一味さんと同じで妻も言い争いは避けたいので別の部屋に行ってしまいます。
平和が一番なんですが、人間がまだできていません。
こちらの天候は不快指数150%ですが、そちらはどうですか?体調管理には細心の注意を!
新しい先生との相性が良いといいですね。
また、よろしく。

のんた2号
2009/07/31 12:42
こんばんは。 喧嘩の件、身につまされました。
本人に「(この事は)こうやろう 」というイメージがあると、種々 の状況を鑑みて違う案を提示し、説得に応じたかに見えても、無理やり思おうとした事は  すぐ消えますよね。
A公園に散歩に行くと言っている時に 「雨が降りそうだから、すぐ帰ってこれるB公園の方が」 「そうだね、A公園ですべって池に落ちると大変だ 」。
玄関でもう一度 「じゃ、B公園ね」と確認して送り出し、ふと目をやった腰の低い窓の外には、A公園の方へ歩き始めた夫の足が…。
この程度の事だと 「自分の考えた事は絶対忘れないんだから!」
とこっそりつぶやいて終わりにできるのですが 、先日私も ”やって”しまったのです。
ストレス解消に習っている楽器のレッスン日が翌日に控えてあせっていて(お仕事が忙しいのと一緒にしては 申し訳ないですが)
洗い物をしてくれている夫のいる台所に、茹で上がったばかりの煮豚を残して、冷めるまでの間 別室へ練習に。 今夜のおかずだけでなく、明日のレッスンにおみやげとして持っていくつもりの分も半分ありました。
しばらくして戻ってみると、先生に持っていく方の、肩ロースの美味しい方のブロックを乗せたお皿が なぜか食卓に移動して、箸がささり、かじられた痕が !
「……た・べ・ちゃったの…?…」  (つづく)
marina
2009/08/03 00:15
こんばんは。喧嘩の件、身につまされました。
本人に「(この事は)こうやろう 」というイメージがあると種々 の状況を鑑みて、違う案を提示し、説得に応じたかに見えても、無理やり思おうとした事は  すぐ消えますよね。
A公園に散歩に行くと言っている時に 「雨が降りそうだから、すぐ帰ってこれるB公園の方が」 「そうだね、A公園ですべって池に落ちると大変だ 」。
玄関でもう一度 「じゃ、B公園ね」と確認して送り出し、ふと目をやった腰の低い窓の外には、A公園の方へ歩き始めた夫の足が…。
この程度の事だと 「自分の考えた事は絶対忘れないんだから!」
とこっそりつぶやいて終わりにできるのですが 、先日私も ”やって”しまいました。ストレス解消に習っている楽器のレッスン日が翌日に控えてあせっていて
(お仕事が忙しいのと一緒にしては 申し訳ないですが)
洗い物をしてくれている夫のいる台所に、茹で上がったばかりの煮豚を残して、冷めるまでの間 別室へ練習に。 今夜のおかずだけでなく、明日のレッスンにおみやげとして持っていくつもりの分も半分ありました。
しばらくして戻ってみると、先生に持っていく方の、肩ロースの美味しい方のブロックを乗せたお皿が なぜか食卓に移動して、箸がささり、かじられた痕が !
「……た・べ・ちゃったの…?…」   (つづく)
marina
2009/08/03 00:43
(つづき)
叫びたいのを我慢しても、なじる雰囲気は隠せません。
「これを食べなさいと置いてってくれたのかと感激して食べた。」(………)
「食べるな なんて言われなかった」(まさか食べるなんて思わない!味のない肉の塊を。)  
ついには 「返すよ。持ってってくれ」と、いびつになった塊を突きだしてくるので、「なにが返すよ よ! えらそうに!!」 … ・  傷つけてしまいました。
うちの夫もその後は反論しませんでした。でも、別室には行かずそのままそこで石のように固まり、スライスして野菜と一緒にたれをかけた煮豚の完成品を食べる事を頑なに拒否。散歩で増えた脳細胞をどれだけまた減らしてしまったことか、猛省遅しでした。想定外に動じない覚悟をもっとしないと!(、、、難しいです。、、、)
marina
2009/08/03 01:23
marinaさんへ
ありがとうございます。
大きなことでは、喧嘩はしませんが
日常の些細なことだから喧嘩になります。
最近は言い繕いもするようになってきましたので、ついつい注意してしまいます。
「自然体で大らかに」と生きたいものです。
ご主人の散歩の暑さ対策は大丈夫ですか?
それでは、また。
のんた2号
2009/08/03 14:33

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