若年性アルツハイマー病の妻と弥次喜多道中

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zoom RSS 天職だった仕事

<<   作成日時 : 2008/08/11 00:12   >>

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●アルツハイマー・カードを使い始めて1週間ほど経ちましたが上手くいっているようです。細かいことですが、少しでも不安の軽減を考えて行きたい。「少しでも長く自立して生きたい」というのが妻の気持ちです。私達にとって往時を回想することより、現在を楽しく自由に生きることが、とても大切になってきました。

●妻は今まで様々な仕事を経験してきました。例えばテキスタイル、舞台照明係、美容指導員、IC基板の製図・設計、某放送局での雑務、著名な漫画家事務所での変わった仕事等々です。32〜33歳の頃、ようやく天職ともいえる、ペーパー・クラフトやしかけ絵本制作の仕事に出会う事が出来ました。小さなプロダクションへの就職でしたので徹夜はいつものこと。いつもいつも紙で創る立体のアイディアを家でも考えていました。妻が仕事に打ち込めたのも家事を全て同居していた妻の母がしてくれたおかげです。
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●プロダクションを6年位務めた後、フリーになりました。その時に妻の能力を評価してくれた出版社から小さい子向けの「しかけえほん」の作り方本を出版することになりました。フリーになってからは好きなように仕事をし、時々小学校や幼稚園に「しかけ絵本」の楽しさを教えに行っていました。また、この頃から地元の子供向けのホランティア・クループ「ミニ・シアター○○○」に入り活動始めました。紙芝居もここで覚えました。
アルツハイマー病の診断を受ける前(49歳)から立体構成や絵を描くことがイメージ通りに出来なくなりました。一番得意だった分野でしたが一番先に障害が出てきたので仕事を続ける事は不可能になりました。
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●妻が使っている今一番必要な扇風機です。使用するボタンに色をつけて分りやすくしました。筐体と同じ色のボタンは認識が難しくなって来ました。他のボタンも認識が難しい順に色をつけ始めています。
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●食器を直接テーブルに並べるのを止め、トレーを使い始めました。テーブルに並べている時は、食べ終わったら皿は下げ、食べていない皿を目の前に置くようにしていました。トレーを使うようになってから本人が食べる皿は全て認識出来るようになりました。皿の色も認識しやすい色にしています。
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朝食/牛乳、水、ヤクルト、トースト(食パンを1/2に切り焼く)までは妻の分担。簡単サラダ(又は冷蔵庫にある食材)は私が準備。食パンを1/2にするのは難しいらしい。いつも片寄ります。
きゅうりを洗って切る、レタスを洗って切る、ハムを切る、ゆで卵を作る等、一つ一つのことは指示をすればできますが、それらを「美味しそうに盛りつけて」と言うと難しいらしい。「美味しそうに」と言われると、どう盛りつければよいか分からないと言います。
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
のん太2号様、いつも参考になることをいただいています。ありがとうございます。

今回も助かりました。
扇風機、こちらも少し不自由になっていました。アレコレ、アイデアを集めているところだったのです。色分けはいいかもしれませんね。

やっぱり順番をこなしていくものには不自由さが出やすいですね。手続きが不安になるようです。エアコンのコントローラーがうまくいかないので自信を無くしていますので、扇風機はどうしても一人でも使えるようにしておきたいのです。ON,OFFが分かりやすければ良いですよね。

今年は夏祭りを楽しみました。今までは夜はほとんど外出をしないようにしてきましたが、お友達と一緒に浴衣を着て楽しそうでした。(音も光も大丈夫でした。)
にんじんクラブ 友兼
2008/08/11 19:34
にんじんクラブ 友兼さんへ
ありがとうございます。
ちょっとでも、複雑な手順は難しくなりました。
目的を遂行するために、いかに手順をシンプルにし、混乱しないようにと工夫を考えているのですが・・・・。
それでも、出来ない事は増えてきました。残念ですが、仕方ありませんね。
にんじんクラブの活動は、いつもいつも感心しています。近ければ、妻を参加させてあげたいですね。
のんた2号
2008/08/12 00:41
のんた2号さん、こんにちは。

奥様とお二人、病気としっかりと向き合っておられる姿にいつも感銘を受けています。

夫は診断を受けてそろそろ4年になります。
もちろん自分の病名は知っていますが、
『出来ないこと』、『出来なくなったこと』を自分自身認めることが難しいようです。

診察の折りに主治医が
『何か困っていることはありませんか?』
と聞いて下さっても、
『ありません。』 ときっぱり答えます。
隣で目を丸くしている私を見て主治医がそっとうなずいて下さるのがいつものパターンです。
夫の様子を見ながら、難しくなったことを推察しています。

夫は特に見当識障害が強く、最近は人ごみの中では頻繁に方向を見失います。
迷子札の必要性を感じていましたが、迷子になっても彼がそれを示して誰かに助けを求める事ができるかしら・・と先延ばしにしていました。
今回、のんた2号さんの作られたお買い物用のカードを参考にさせていただいて、私も迷子札を作ってみようと思います。

暑い日が続きます。
どうぞご自愛ください。
nobi
URL
2008/08/16 12:28
nobiさんへ
ありがとうございます。
妻も同じで、出来なかったり失敗した時に、素直に認める時と言い訳する時もあります。病気関係なく誰でもありますね。
人ごみの中でも同じで、私をやはり見失う時があります。後ろ姿て私を認識出来なくなった様です。「国宝薬師寺展」に行った時は大変でした。ヒモで結んでおきたい心境でした。
のんた2号
2008/08/16 19:52

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