若年性アルツハイマー病の妻と弥次喜多道中

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zoom RSS 認知症の告知について 2

<<   作成日時 : 2011/03/01 11:49   >>

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「私は私になっていく」
  クリスティーン・ブライデン著より


 18 本人に認知症という診断結果を
   教えたほうがいいでしょうか?

本人には認知症であるという診断を知らせるべきだ、という確固たる理由がいくつかあります。多くの場合、本人はもうすでに何か変だということに気づいているいるものです。認知症という診断が出ると、ようやく何が原因だったのかがわかって安心することさえあります。本人が自分の病気を知った後は、情報、サポート、新しい治療法へのアクセスが助けになります。
早めに介入すれば生活の質を高めるのに役立ちますし、自分の病気のことを知れば将来の計画を立てることができます。また家族や友人たちの間で、認知症の体験について率直に、オープンに話し合うこともできます。
認知症を持つ私から見れば、本人に知らせないというのはその人を子ども扱いする態度であり、適切なタイミングで病気のことを知らせず、治療法や病気の管理について選択を与えないことは、人権上、問題があると思います。しかし一方で、それに同意しない介護者もいるでしょう。介護者の気持ちとしては、本人が「自分の頭の中で」何かがおかしいと感じ、すでに悩み苦しんでいるのに、さらに病名を知らせたら、ますます苦しみ、負わなくてもいいような深い心の傷を負ってしまうのではないかと思うのでしょう。しかし大事なことは、本人がそうしてほしいだろうと思うようにあなたがしてあげることです。その人の病前の性格を考慮し、その人ならば知りたいと思うかどうかを考えてあげてください。診断と治療とサポートを受けて、自分ひとりではないと知ることが、本人の助けになるかどうかを配慮してあげてください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
妻が通院している病院は12年前に若年性アルツハイマー専門外来を開設しています。他の病院・診療科で診断され、セカンド・サードオピニオンとして受診される方も多くいます。専門外来を受診するには本人への告知が前提となっています。主治医は初診の時、妻に一緒に病気と闘っていく「同志」であると言って勇気を与えてくれました。
認知症に対する告知を言いっぱなしで放置するのは決して行ってはならないことです。医師にお願いですが告知する時は、告知後の医療とケアのプログラムを考えてからにお願いします。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
患者本人への告知は必要だと私も思います。
混乱し、自信を失っているであろう患者は、本人の精神的な問題などではなく、脳の器質的な病変によるものだと知る権利があります。
私の夫も、診断を受け、何が問題なのかはっきりして良かった、と言っていました。
クリスティーンさんの著書2冊はすばらしい本ですね。
病気の辛さを仔細に描写している部分は、泣きながら読みましたが…
やまねこ
2011/03/02 12:30
やまねこさんへ
ありがとうございます。
妻が診断・告知を受けた2003年に「私は誰になっていくの?」が日本で出版されました。何度も何度も読み返しました。
聡明な女性ですね。
何かの縁です、これからもよろしくお願いします。
それでは、また。
のんた2号
2011/03/02 23:49

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