若年性アルツハイマー病の妻と弥次喜多道中

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zoom RSS アルツハイマー病と失認

<<   作成日時 : 2007/12/06 01:07   >>

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失認とは、視覚や聴覚の障害がないのに、見たり・聞いたり・触ったりしても対象を認知出来ない状態をいいます。
初期から種々の視空間失認がみられます。これは目測障害や地誌的失見当識です。
さらに進むと半側空間無視、視覚認知障害(目の前の物がわからない、
足元に目がいかない)の症状が見られます。
ほかに触知覚障害や身体失認がみられます。さらに進むと相貌失認等がみられます。
日常生活の中で様々な失認が原因で生じる病気や怪我に注意が必要です。
また、対応の誤りからBPSD(周辺症状)の発症には気をつけたい。
記憶障害や失語と複合的に影響し合いながら症状がでることもあります。

●主だった失認をあげてみました。
1. 視空間失認
  空間見当識障害ともいい空間における自己や事物の位置関係を
  正確に把握できない状態。
 イ)目算障害および目測障害
   自己や対象物の空間における位置関係や大きさを比較する
   能力の障害で、遠近感も障害を受けている。
 ロ)地誌的見当識
   よく知っている場所で迷子になる。
 ハ)半側空間失認
   自身の身体を含め半側の空間を無視します。
   このため、歩行時に障害物に衝突したり、
   これが原因で着衣に失敗したりします。
 ニ)バリント症候群様の視覚認知障害
  a. 精神性注視麻痺
    対象への視線の移動が固視も不確実な症状。
  b. 視覚失調
    固視した対象物に手を伸ばしてつかもうとしても
    見当がずれてしまう。
  c. 視覚性注意障害
    視野の主に中心部で狭い範囲しか対象物を見ることができない。
    垂直・水平方向の眼球運動が少なくなる。
  d. 高次眼球運動の障害
   足元に目がいかない。
   歩行時に視野が狭いために他者と衝突したり、
   小さな段差につまずいたりする。
2. 触覚失認
  物を手でさわっても、それが何かわからない。
3. 手指失認
  自分の指定された手、指を示せなくなる。
  また触れた指が何指かわからない。
4. 身体失認
  自分の身体部分が認知できなくなる。
5. 色彩失認
  色が区別できない。
6. 聴覚失認
  音が聞こえても何の音か認知できない。
7. 鏡像認知障害
  人物の顔がわからなくなる相貌失認とは違います。
 イ)鏡空間の使用障害
   自分の鏡像を鏡の中や背後で探す。
   鏡空間が実在のものと勘違いしているらしい。
 ロ)自己鏡像認知障害
   一緒に映った他人の鏡像は認知できるが、
   自分の鏡像は身近な他人と誤認する。
 ハ)対鏡行動
   自分の鏡像に話しかけたり、物を手渡そうとするなど、
   自分の鏡像に積極的にコミュニケーションを取ろうとする。
※自分の鏡像に敵意をもったり、怖がったりする感情反応が出た場合は、鏡を隠したり小さな鏡に代えたり、また動物や楽しい絵に換えたりして情緒の安定を考える。また専門医の先生にも相談する。
 さらに進行すると、
 ニ)他者などの鏡像も認知できない。
 ホ)鏡に関心を示さなくなる。
 ヘ)鏡を鏡として認知できなくなる。

頻度としては少ないですが、
1.人物誤認症候群
●知っている人物が見かけ上まったく同じ替え玉にすり替えられている。
●他人が家に勝手に入り込んで住んでいる。
●テレビの中の映像を現実と考え挨拶や受け答えする。
 また火事や暴力シーン等でおびえたりしますので注意が必要です。
2.場所の誤認
●自分の家を自分の家でないと言うことや自分の家や病院が別の場所にもあると主張する。

「痴呆症百科」「アルツハイマー型痴呆の診断・治療マニュアル」等より参照。

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